サスティナブルな焼酎です
泉橋酒造は、「酒造りは米作りから」の信念のもと原料米の栽培から醸造まで一貫して取り組んでおります。しかしながら、そのモロミを絞った後に出来上がる酒かすが余る問題。
この酒粕はお酒のうま味や酒精(アルコール)がまだ沢山詰まった貴重な副産物、この貴重な副産物を最後まで楽しまなければ、お米やお酒を育んでくれた大いなる太陽や水、そして、自然に失礼なのではないか、と常に考えていました。
本品は、純米酒(純米大吟醸、純米吟醸を含む)を絞った後の酒粕を原料に単式蒸留した「粕取り焼酎」です。
この粕取り焼酎は、弊社の酒かすからのみの製造となりますので、限定品となります。
焼酎の製造方法においては、蒸留方法(アルコール分を取り出す方法、一旦酒粕を熱してアルコールや水分を気体に変化させ、またすぐに冷して液体に戻すこと)による味わいの差も楽しむポイントのひとつです。
この場合は、どんな状態(圧力)、どんな温度帯で熱するのかが楽しむポイント。これは、様々なメーカーで、常圧蒸留や減圧蒸留などと呼ばれています。
泉橋酒造のこの焼酎は、「真空減圧蒸留法」という原料の風味を生かし、綺麗でかつ深い味わいが出来上がる技法で酒粕を蒸留しています。
ポイントは、蒸留容器内の空気を抜き(真空)にして、マイクロ波の照射により低い温度(30〜40度程度)で酒粕の中のアルコール分を気化させ、すぐにマイナス温度で冷却して焼酎とする新しい方法です。これにより、クリアに原料の芳香・味わいを焼酎の中に表現できます。
米作りから行う”栽培醸造蔵”の泉橋酒造としては、
この技法が相応しいと考え採用しました。
米作りから酒造りまでの物語。その最後のひとしずくまで、"あますことなく”楽しむ幸せを愛飲家の皆様とともに。
米作りから酒造りまでの物語。その最後のひとしずくまで"あますことなく"楽しむ満足感がテーマです。
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品名 粕取り 単式蒸留焼酎(本格焼酎)あますことなく
原材料名 清酒かす
アルコール分 25度
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*製造方法について
◆蒸留方法の違い 「単式蒸留焼酎」と「連続式蒸留焼酎」の2つの差 「単式蒸留」は原料を1度だけ蒸留し、原料の個性的な香りや風味を持った「本格焼酎」となります。「連続式焼酎」は、連続して蒸留するため醸造アルコールの製造や焼酎甲類の製造に用いられます。泉橋酒造の焼酎は、単式蒸留焼酎です。
◆蒸留した後の蒸留かすはどうなるの?という質問があります。 現在は、小田原市にある養鶏農家さんへお渡ししています。そこで生産される卵は1個150円とか。 その農家さんではヒューマンクオリティ(人間が食べられる基準)の餌しか与えないそうです。
春夏秋冬さん http://niwatori88.com/
最後までサスティナブル。
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様々な飲み方でお楽しみいただけます。